前から欲しいと思っていた琉球の進貢船モチーフ漆盆を入手しました。
進貢船とは:
wikiより引用:
進貢船(しんこうせん)とは、14世紀から19世紀中期まで行われた、対中国交易・使節を派遣するために用いられた琉球王国の官船。船首部の獅子の絵と舷側の目玉が特徴である。
というわけで、明治7年まで派遣されていたとのことです。
航海の安全祈願。魔除け的な旗「ムカデ旗」が垂れ下がっています
弦側の目玉とムカデ旗が堂々としていて
進貢船の模型が展示されていて、
じっくりと見学しました。
可愛い小物が大好きで、旅行に行くたびに買い込んできました。そんな私のコレクションを見ていただけたら嬉しく思います。高価なものはありませんが、どうぞよろしくお願いします。
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こちらは、広重の作品で、吉原宿を描いたものです。
吉原宿は、静岡県富士市に相当します。
松並木と左に見える富士山が、美しいですね。
馬は後ろから描かれています。
笠をかぶった人に馬を引いてもらって、
馬上の人も馬引きも、眼前の富士山に見とれているのでしょうか。
馬の尾の様子が、目を引きますね。
現在の千葉県君津市に相当します。
葛飾北斎「富嶽三十六景 東海道程ヶ谷
葛飾北斎の富嶽三十六景は、1831-34年(天保2-5年)の版行です。
東海道程ヶ谷は、現在の横浜市保土ヶ谷区に相当する地区ですが、
程ヶ谷/保土ヶ谷と、「ほど」の漢字が変化していますね。
絵の左側にいる駕籠かきのひとりは、草履のひもを締め直しているようです。
馬の尾は、ここでもくるっとなっていますので、
広重の左富士や上総の馬の尾と同じく、
当時はこういう書き方だったのでしょうか。
それともじっくり観察すると、こういう風に巻いているのかもしれません。
右端の僧侶は、反対側に向かって歩いています。
当時の旅する人々の様子が、よく分かる浮世絵です。