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ZOOM いろいろ気をつかうこと   some tips for using ZOOM

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 Zoom会議の苦労 2020年は、残り3か月を切りました。 私にとって、2020年はまさにzoom元年でした。 すべての会議、セミナーがzoomになりました。 2020年1月までは、zoomを使って人と話したことは、ほんの数回しかありませんでしたし、それは会議というほどフォーマルなものでもありませんでした。 それが急に、すべての業務関連会議がzoom化したのです。 移動時間が節約できること、服装などにあまり時間がとられなくなったこと、外に出て接触がふえてコロナリスクが増大するのを避けられること・・ など、当初はこれはいいなあ、楽そうだなあと思っていたのですが、 実際はそうでもない・・ 結構たいへんでした。 パワーポイントの準備がたいへん 日本人だけではない会議の場合、英語を使います。 英語国民ではない我々は、やはり文字、つまり目で確認したい。 耳で聞いただけでは、お互いちゃんと伝わったのか心配です。 そこで、プレゼンテーションおよびそれに近い発表は、パワーポイントをzoom画面に映し出しながら、しゃべるということになります。 英語の会議だけでなく、日本語の場合でも、パワポのプレゼンがほとんどになってきました。 そこで、ほぼ毎週、多いときは週2で、パワポ作りです。 せっせと作ったパワポは、今後の宝になることでしょう(と願っています。) zoom会議中のチャット、パワポ、ビデオオン・・ 特に自分がホストの場合、非常に忙しいです。 自分のパワポを映し出す。 ゲストスピーカーのパワポを映し出せるように設定する。 パワポをいったん切り替えて、ホワイトボードで説明し、また戻す。 ホワイトボードにキーボードからうまく入力するのには、ちょっとコツが要りました。 書く場所の設定が、私の場合どうもうまくいかなくて。 そんなこんなで、オタオタしていると、今度はチャットで何か言ってくる人がいて、それに対応する。 ビデオオンにしたり、切ったり。 音声も入れたり、ミュートにしたり。 うっかり音声やビデオを切り忘れると、とんだ恥をかくことになりかねません。 とても手が回らないので、静止画を出すことにした じっとカメラ目線で話し続ける場合は、ビデオオンが続くので、それほどせわしくないと思います。 しかし、自分がしゃべる、パワポに戻す、ホワイトボードに...

浮世絵と傘 および 私の日常傘  umbrellas in Ukiyo-e pictures and my umbrellas

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浮世絵に描かれている傘いろいろ さて、私たちが日常的に使用している「傘」は「笠」と語源を同じくしているようです。 たしかに「かさ」という発音はいっしょですし、用途も似ています。 和傘のもとになる傘は、中国から伝わったと言われています。 伝来の正確な年代は不詳のようです。 平安時代、安土桃山時代と時代を経るにしたがって、制作技術も向上し、よりしっかりとしたものが作られるようになっていきました。 江戸時代に入ると、一般の庶民も使うようになりました。 和傘と洋傘 和傘は竹を使った軸・骨に、柿渋・亜麻仁油・桐油等を使って防水した油紙を貼って作られていました。 洋傘よりも骨の数が断然多く、美しい形状をなしますが、日常使いという点では、取り扱いが難しい部分がありました。 明治時代以降は洋傘の進出により、和傘の割合は大きく減少していくようになりました。 洋傘の歴史はきわめて古く、4000年ほど前にはすでに使用されていたとのことですから、本当に長い歴史をもっていますね。 開閉できる傘は、13世紀頃に作られ、その後、今日のように雨の日に使われる日常生活用具として普及するまでには、ある程度の時間がかかったようです。 それでは、日本の浮世絵に登場する傘を見てみましょう。 (すべての画像は、パブリックドメインから選択されています。) 歌川国貞「梨園侠客伝 御所の五郎蔵 四代目市川小團次」 歌川国貞は、18-19世紀にかけての浮世絵師です。 江戸時代ですね。桜の花びらが、ひらひらと舞い落ちています 小林清親 「海運協(第一銀行雪中)」1876 1876年は、明治9年です。 橋を渡る人のなかには、洋傘の人もいるように見えますがどうでしょうか。 明治6年(1873)に開業した第一銀行の立派な建物が描かれ、人々が傘をさして往来する様子が生き生きと写し出されています。 一番手前の女性の傘に、「岸田」「銀坐」の字が見えますが、これは目薬の店の宣伝らしいということでした。 水野年方 「三十六佳撰 花見 文政頃婦人」1893 1893年は明治26年ですから、明治時代に描かれた作品です。 しかし、絵のテーマは、花見をしている文政頃の婦人ということですので、昔を想って書かれたということですね。 つまり、絵の対象は、 文政時代(1818-18...

リサイクルショップ  Goodwill というアメリカのお店 Goodwill in USA

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wahine toa のブラウス Goodwillは社会的企業です Goodwillという名称は、他のいろいろな企業や組織でも使われているので混同しがちですが、ここでお話したいのは、Goodwill Industries という、アメリカおよびカナダを中心としたリサイクルショップショップ経営によって、社会的活動を実施している非営利団体のことです。 アメリカ、カナダのほかに12か国のネットワークを持っているということですが、日本で、Goodwillの支店を見たことがないので、日本にはまだ来ていないのかもしれません。 もし日本にもあればぜひ教えてください。 Goodwillのwebsiteで、12か国がどこなのか探してみたのですが、見つけられませんでした。 Goodwillは、社会的弱者、特に労働市場における弱者に雇用の機会を提供することを使命としています。 Goodwillは、たとえば障害がある、住所を持っていないなど、労働市場においてとかく不利な立場に立たされやすい人々に、競争力を高めるための職業訓練を提供したり、あるいはGoodwill自体の雇用創出によって雇用を提供したりすることで、より安定的で、誇りある市民生活を送れるよう援助することを目的としています。 私の専門は、障害者雇用と社会的企業ですので、まさに研究対象そのものの組織です。 さて、我々市民がその活動を実感できるのは、アメリカ・カナダ各地に存在するGoodwillのリサイクルショップです。 北米には3300店舗あるそうです。 各ショップは、それぞれコミュニティベースの自治組織によってネットワークされています。 店舗そのものは通常のリサイクルショップと変わらないのですが、違うのは仕入れはすべて市民から寄付された服や生活用具で成り立っているという点です。 寄付を希望する市民は車で乗り付けて、ぱっと寄付して帰れます。時間もとらず、気軽に寄付ができる仕組みになっているのです。 ハワイ州オアフ島の店舗によく行きました 私の住んでいたところから比較的行きやすいBeretaniaとKaimukiの2店舗に、結構頻繁に出かけました。 2016年3月 Goodwillの店舗はオアフ島内にもっともっとあるのですが、遠いので、ザ・バスの便が比較的よい上記2店舗によく行ったわけ...

崎陽軒シウマイ弁当  しょう油入れの「ひょうちゃん」  The soy sauce container attached to the lunch box is cute

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  横浜と言えば、崎陽軒のシウマイ弁当。そしてしょう油入れです。 俳句会とか、学術シンポジウムなどで、比較的高齢の方々が地方から横浜に集まることがあります。 私も何度か幹事を務めたことがありますが、そうした折り、 「横浜のシウマイはどこで買えるでしょうか」 という質問が、予想外に多いんですね。 はあ。人気あるんだなあと、いまさらながら思うわけです。 私も大阪出張の際は、必ず蓬莱の肉まんを買います。 大阪風に言えば、豚まんです。 しょう油入れの「ひょうちゃん」が溜まっていた。 さて、先日キッチンの抽斗を片付けたところ、シウマイ弁当に付いている(中に入っている)しょう油入れの「ひょうちゃん」が、かなりたくさん溜まっていることに気が付きました。 そこで、同じ柄のものはひとつに絞って、全体の数を減らしたのが、一番上の写真です。 もともとは、この3倍くらいの個数が抽斗にありました。 崎陽軒のホームページに「ひょうちゃん」の歴史が載っていた。 崎陽軒のホームページによりますと、次のような経緯を辿っているようです。 内容を約めたものが以下です。 1955年、白い磁器のしょう油入れに、漫画家の横山隆一氏がたくさんの表情を描いて、「ひょうちゃん」と名前も付けてくださったとのことです。 ここに「ひょうちゃん」の歴史が始まったのです。 それまでは、お弁当はあったのですが、今のようなかわいいしょう油入れではなかったのですね。 1988年には、創業80周年ということで、イラストレーターの原田治氏が新たなひょうちゃんを描き、ひょうちゃんはますます豊かになっていきます。 1996年に、栓がコルクから現在のゴムに変わったそうです。 私の持っているしょう油入れも、コルク栓とゴム栓が混在しています。 1996年が境目だったわけです。今から24年前ですか。 他にも特別な記念バージョンがあるとのことですが、私が持っている中にはないと思います。残念! 手に何も持っていないひょうちゃん   表情がリアルで、楽しい。 スポーツするひょうちゃん テニスと野球ですね。ひょうちゃんはスポーツもします。 左は、緑色の線で描かれています。 右の野球の方は、コルク栓です。しかし、洗ったりしているうちに、入れ替わっているかもしれ...

イタリア  ジノリの食器  お茶のときのセットです  Richard Ginori Italian Fruit

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  今日はジノリの食器をご紹介したいと思います これらの食器は、私の従妹がローマに住んでいた頃に、私が頼んで送ってもらったものです。 もう40年くらい前のことです。 Richard Ginori社は、現在も同様のイタリアン フルーツシリーズを販売しています。 本当に息の長い商品ですね。 日本でももちろん手に入りますが、当時はローマで購入した方がだいぶお安かったので、従妹にお願いしたわけです。 ケーキプレート、ケーキサーバー、砂糖入れ、ミルクピッチャー、ポット 特にお気に入りなのが、ケーキプレート、ケーキサーバー、砂糖入れ、ミルクピッチャーと、ポットです。 フルーツの柄が可愛くて、私の焼いた下手なケーキでも美味しそうに、そしてとても美しく見えますよ。 Richard Ginori社について 1735年に、カルロ・ジノリ侯爵が窯を、フィレンツェ近くの自分の領地に開いたのが始めのようです。 貴族が始めた窯なんですね。 ジノリ侯爵は鉱物学に詳しかったとのことで、自身で土や発色の研究を重ねたとのことです。 何回かの合併を経て、現在イタリア最大の陶磁器メーカーになったそうです。 イタリアン フルーツ イタリアンフルーツ柄は、18世紀、ある貴族がトスカーナに持っていた別荘で使いたいということでテーブルセットを注文し、その時にデザインされました。 それ以来、ずっと続いているわけですね。 ベッキオ ホワイト ジノリのもうひとつ、とても人気のあるシリーズで、白無地のベッキオ ホワイトがあります。 日常生活では、こちらの方が使いやすいですね。 白無地なので、どのようなインテリアにも映りが良いです。 私は、これしかベッキオ ホワイトは持っていませんが、とても気に入って毎日使っています。 ベッキオ ホワイトも機会があれば、買い増ししたいです。 次の記事:崎陽軒シウマイ弁当 しょう油入れのひょうちゃん

ロシア: 空港で買ったマトリョーシカ いろいろ  Matryoshka I bought at the Russian airport

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ロシアの空港トランジットの際に購入したマトリョーシカ (A) 日本でも人気のマトリョーシカ。 マトリョーシカ・モチーフの布や、小物もたくさん販売されていますね。 私が今回ご紹介させていただくマトリョーシカたちは、15年ほど前に購入したものです。 もうだいぶ前のことなので、記憶もあいまいですが、ヨーロッパに出かける際、ロシアの空港でトランジットしました。 トランジットですので、空港外に出ることもなく、ただ空港内を移動しただけなのですが、その通路途上にあったショップに、たくさんのマトリョーシカが売られていました。 なんて可愛らしいんだろう! さっそく、いろいろな種類のマトリョーシカをたぶん10セットくらい買ったと思います。 帰国後、お土産として家族や知人にプレゼントしたので、今残っているのは、上記画像のものを含めた3セットだけです。 とても人気があるお土産でした。 (B) (C) (A)のセットが一番大きく、16cm(最大)- 4.5cm(最小)くらいです。 最小のお人形とその次に小さいお人形の表情が、どことなくお茶目で可愛いです。 (B)のセットは、8cm-1.3cmくらいです。 最小のお人形が本当に小さくて、失くしそうです。 ちょっとラメの入ったペイントが施され、おしゃれな感じです。 (C)のセットは、7.5cm-0.7cmくらい。 最小のお人形はさらに小さく、もう表情も読み取れません。 木肌がそのままで、とても素朴な味わいです。 その後、ブローチも欲しくなった たしか、空港のショップでブローチも売られていたのですが、その時は買いませんでした。 帰国後、あのブローチも可愛かったなあと、買わなかったことを残念に思って、オンラインでいろいろ調べると、オンラインショップで買えることが分かりました。 それが、こちらのブローチです。 ひとつひとつ手書きなので、同じタイプでも顔や持っているものがちょっとずつ違います。 このブローチも評判がよく、ずいぶんいろいろな方にプレゼントしました。 マトリョーシカの故郷は日本? 受け売りの話で恐縮ですが、マトリョーシカの起源は日本にあるという説もあるようです。 1900年のパリ万国博覧会で、マトリョーシカ人形は銅メダルを受賞し、それをきっかけに広く知られるようになったとのことです。...

パンダ 切手: 美しい切手、かわいい切手 (2)    Japanese beautiful stamps

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切手シリーズのその2です 前回は ラリックの切手など をご紹介しました。  慶応義塾創立150年記念の切手 (2008年発行) (未使用切手には線が入れてあります) 慶応義塾創立150年を記念して、2008年に発行された切手です。 1862年パリにて撮影の福沢諭吉の写真、三田の図書館旧館のエンブレム、外観、ステンドグラス、早慶戦などの各図柄が切手となっています。 慶応義塾大学はたとえば経済学部の場合、最初の2年は日吉、後の2年を三田で学びます。 そういう意味では、日吉も思い出の多いキャンパスで、切手に入っていないのはちょっと残念な気もします。 日吉の銀杏並木なども秋はきれいですから。 Establishment of Japan Post Corporation 民営会社発足記念 (2007年発行) 前島密の肖像、郵便馬車積込風景、竜文切手、など歴史を感じさせる図柄が切手になっています。 民営化から、もう13年経つのですね。 いただきもののパンダの切手 (2000年発行) 1枚だけいただいたパンダの切手です。 「ジャイアントパンダ初来日」と書かれています。 調べてみたところ、2000年に発行された「20世紀デザイン切手シリーズ第14集郵便切手」の中の1枚ということが分かりました。 パンダはいつ見てもかわいいです。 ふるさと切手 七つの子・茨城県 (1991年発行) 30年近く前のことなので、よく覚えていないのですが、62円3枚でワンシートのこの切手がかなり家にありました。 可愛いので、人にあげたり、使ったりして、今は2シートしか残っていません。 Shinkansen 50th Anniversary 新幹線 50周年記念切手 (2014年発行) 出張先の名古屋で、郵便局に入ったところ、この記念切手が販売されていたので購入しました。 新幹線に詳しくないので意識しませんでしたが、今、日本郵便のホームページを見たところ、ひとつひとつの新幹線に、それぞれ〇系という説明がありました。 もちろんファンの方は、一目で分かることでしょう。 祝富士山世界遺産登録 富士山切手オリジナルパック (2013年発行) ふるさと切手「地方自治法施行60周年記念シリーズ 静岡県」として、2013年に発行されました。 伊豆の川奈に遊びに行った時に、通...