日本語になっている英語に注意   Pay attention to English, which is often used as Japanese

 日本語化している英語を、英会話の中で使う時、注意したいこと






考えてみれば相当の英単語が、日本語の中に入ってきていますよね。

特にIT関連や、社会科学の分野では、

英語の単語をそのままカタカナにして使っている例が非常にたくさんあります。

デフォルト default

デフレート   deflate

ダイバーシティ diversity   などなど




単語全部をもってこないで、一部分を取り入れている例もあります。

たとえば、

ジョブ型雇用

インフラ整備

などが挙げられます。




さてさて、それらの単語を英会話の中で使う時どうしますか?


私は、英語を共通語としたセミナーで講師をすることがありますが、

そんな際に、私たち日本人参加者が経験しがちな例としては:

1)発音が日本語の時と、英語の時では異なるので、そのままでは通じないか、通じにくい

2)意味が微妙に異なっている

3)   動詞(現在形、過去形など)・名詞・形容詞・単数複数などの区分があいまい

4)カタカナで覚えているため、Lなのか Rなのかあいまい


などが、留意点として挙げられます。



ひとつずつ見ていきましょう

1)発音が大きく異なるというのは、本当によくあることです。

発音だけでなく、イントネーション(intonation)が違っていて通じないこともあります。

特に有名なのは multi の発音です。

日本語だと、マルチ ですが、英語はむしろ モータイと聞こえるぐらい異なる発音です。



2)意味が微妙に異なる例としては、claim がそのひとつになりましょう。

日本語で クレームすると言えば、苦情を言うということになりますよね。

それに対し英語の場合、単に主張する、請求するという意味合いです。

日本語のクレームに相当する英単語は、complaint (名詞) になります。



3)動詞など品詞の区分があいまい、時制がずれているなど

たとえば、loseという単語の過去形あるいは過去分詞はlost です。

しかし日本語では、lost(ロスト)の方がよく使われますので、こちらを原型と思っている方が案外多いです。



4)カタカナでは L か R か分からない

例えば上記の deflate。

経済学ではよく使う単語で、

名目による数値を物価指数等でデフレートすることによって、

実質の数値を算出するといった風に使われます。

このデフレートですが、スペルはdeflateです。

この L の部分を R だと思っている例も見かけます。

ちなみに、デフレーションも、deflation で L です。


言語の構造が日英で相当異なるので、苦労は尽きない

英語はできた方が、やはり便利です。

国際会議の共通語はどうしたって現時点では英語になりますので。

日本語と英語は違う構造の言語なので、苦労は尽きませんが、一歩一歩進むしかないなあと思っています。







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