ジャクリーヌ夫人とミリアム・ハスケル
今日は、パールネックレスにゆかりの深い二人のアメリカ人女性について、お話したいと思います。
ジャクリーヌ夫人の三連パール
まずは、故ジョン・F・ケネディ米大統領の夫人ジャクリーヌさん
(1929-1994/ Jacqueline Lee Bouvier Kennedy Onassis)が愛用していた三連の人工パールのネックレスです。
これは夫人の大のお気に入りで、写真を見てもよく身に着けておられました。
本真珠ではなく、人工パールというのもなんだかキュートですね。
その三連パールを彼女が逝去された後にフランクリンミント社が買い取り、精巧なレプリカを作って、大好評のうち販売しておりました。
今となってはヴィンテージ市場でしか入手できませんが、忘れられることなく、今日でもさかんに取引されています。
私も中古市場で、そのレプリカを購入しました。
それが、上記写真です。
ケネディ大統領が1963年11月22日に暗殺された時、
私はまだ小学生で、毎年銀座のヤマハホールで行われるピアノの発表会に出席していました。
詳細は覚えていないのですが、たしか街中の電光掲示板にケネディ暗殺のニュースが流れたように思います。
コスチュームジュエリーの女王 ミリアム・ハスケル
ミリアム・ハスケル(1899-1981/Miriam Haskell) は、インディアナ州生まれのコスチュームジュエリーデザイナーです。
ジャクリーヌ夫人より、30歳年上ですね。
ハスケルは1920年代から60年代にかけて、すばらしいデザインの手作りコスチュームジュエリーを世に送り出し、大変な人気を博しました。
彼女もまた人工パールやビーズを多用し、いわゆる宝石を使用しませんでした。
この辺の流れは,
シャネル(1883-1971)から始まったのかもしれません。
今でも、Haskellの人気はきわめて高く、オークションやヴィンテージ市場で活発に取引されています。
私は、やっとオークションで入手しましたが、あまり状態がよくないお品です。
MIRIAM HASKELLの刻印が、留め金の裏にあります。
だいぶ古くなっており、日常に使用すると、ぷつんとなりそうで、ほとんど身に着けていませんが、まあ持っているだけで十分幸せではあります。
私は一時ヴィンテージアクセサリーに凝って、Haskell, Trifari, Coro, Eisenberg, Hobeなど、かなり集めたものです。
近々、小さなコレクションですが、ここで紹介させていただけたらと考えています。