日本の家紋は本当にたくさんあります
今日はその中のいくつかの家紋について、お話したいと思います。
家紋の画像は、フリー素材からとっています。
赤鳥
戦国時代の武将、今川義元の紋として知られています。
16世紀の武将ですね。
現代の視点でみても、非常に洗練された図案といえるのではないでしょうか。
赤い鳥が由来なのか、垢取りが由来なのか、いろいろな説があるようです。
組み合わせ角に桔梗
幕末の志士、坂本龍馬の家紋として広く知られています。
坂本龍馬は19世紀の人物で、今日でもたいへん人気が高いです。
組み合わせ角に桔梗は、桔梗紋のひとつです。
桔梗を囲んだモチーフが美しいです。
桔梗
桔梗紋といえば、明智光秀も有名です。
こちらはきわめてシンプルな、桔梗の花だけの図案ですが、優雅ですね。
明智光秀は、戦国時代から安土桃山時代(16世紀)を生きた戦国武将のひとりです。
「本能寺の変」を知らない人はいませんよね。
七つ片喰(ななつかたばみ)
長曾我部元親の家紋として知られています。
長曾我部元親は、戦国時代から安土桃山時代つまり16世紀の武将で、土佐の国(現在の高知県)の出身です。
かたばみは繁殖力の強い植物ですので、子孫繁栄を願ってのこととも言われています。
この家紋もとても美しいデザインだと思います。
揚羽蝶
平清盛の紋として非常に有名な揚羽蝶の家紋です。
平清盛は、平安時代末期の武将であり、公卿でもありました。
12世紀の人物ですね。
この蝶紋は、細かい描写が本当に繊細で、遠い昔に紋として繰り返し描き続けた力量に感心してしまいます。
平氏に連なる多くの家で、この家紋は引き継がれているようです。
菊水
楠木正成は、鎌倉時代末期から南北朝時代の武将で、13世紀から14世紀の人物です。
菊水の紋は、後醍醐天皇が正成の忠義を認めて、下賜したものと言われています。
菊と流水の取り合わせが実に優雅にして、勇ましく感じられます。
さて、楠木正成といえば、皇居外苑の騎馬像が、とりわけ有名です。
実際に像を見たり、あるいは画像を見たことがある方も多いと思います。
さきほど像の兜をフォーカスした写真を見ていましたら、兜のところに菊水の紋がついているように思えました。その画像をアップして、みなさんのご意見をお聞きしたいところなのですが、著作権の関係でそれもできず、残念です。
全体画像は、フリー画像がありましたのでアップしておきます。